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ネガティブな形容詞にpositivelyがくっついてる 先日、大好きな海外ドラマシリーズを観ていたら、ちょっと気になることがありました。ネガティブな文脈でpositivelyが出てきたのです。「いい意味で」 […]
mandateって何のこと? mandateという単語を最近よく耳にします。visionやmission、goalsなどと並べられて、“Our vision, mandate & objectiv […]
紹介といえばintroduceでしょ? 「紹介」というのは便利な言葉です。わりとよく使われます。そして、「紹介する」と言われてすぐ思いうかぶ英単語はintroduceです。でも実は、introduceはそん […]
知っていただきたい日本人と、すごいから使ってみの米語スピーカー
愚妻と愚息の国の宣伝文 日本語では、基本的に謙虚なのがよしとされます。いや、謙虚だからほめられるわけでもない。謙虚であたりまえ、謙虚じゃなきゃダメ、という感じですね。自信満々な態度は好まれません。 &nbs […]
カタカナになっている言葉って? カタカナ言葉は翻訳者にとって要注意です。原文で見かけたら脳内でサイレンが鳴るくらいに。これは英訳だけでなく和訳でも同じことです。「ナイター」や駅の「ホームドア」などのカタカナ […]
曲げたピースサインみたいなアレ 『オースティン・パワーズ』という映画、分かります? 翻訳学校で引用符の使い方を説明するときにいつもこの質問するのですが、もうずっと「観ました!」と元気よく答えてくれる人がいな […]
難解なイギリス英語、シンプルなアメリカ英語? イギリス英語とアメリカ英語は、単語から、文の構造から、かなり違います。お叱りを恐れずに単純化して言うと、かたくるしいのがイギリス英語、くだけているのがアメリカ英 […]
だけど言葉にこだわっちゃう。プロだもん。 翻訳をなりわいにしている人は、言葉に対するこだわりが強い人ばかりだと思います。ニュースを見ていても「てにをは」が気になる。映画を観ていても台詞のちょっとした言い回し […]
最近やたらとdeliverって単語を見かけるけど? 言葉は変化する生きものです。文法や言葉の用法は変わっていきます。時につれて新しく別の言葉が流行る。言葉が流行るにつれて、その意味や使い方も変わっていきます […]
「など」や「ら」ほか、ぼかしなどに使われる言葉 日本語の文章でよく使われるのが「など」です。特に官庁の文章でよく見ます。財務省のホームページでも、新着情報のセクション名からして「新着情報(報道発表資料等)」 […]
英語は動詞? いや副詞? 英語は動詞が大事とよく言われます。ほかにも、副詞が決め手、いや名詞だ、などと、いろいろな意見があります。一方、日本語だとよく言われるのは形容詞でしょうか。私は「英語は動詞」、「日本 […]
複数にならない名詞って何のこと? 中学で英語を習い始めるときに学ぶ新しい概念に、「名詞の可算・不可算名詞」というものがあります。とまどった方も多いのではないでしょうか。何しろ、ものが数えられる、数えられない […]
メールの英訳がとにかく短い! 要点だけ訳してるの? 最近ではビジネスメールで時候の挨拶を使う人はあまりいません。簡潔に、用件のみをまとめるのがビジネスメールの書き方、と説明する記事も見かけます。   […]
匂わせて興味を惹く日本語文化と、全体像を見せて興味を惹く英語文化 日本語の文章と英語の文章では、タイトルのつけ方がまったく違います。乱暴に言えば、日本語タイトルは「ちら見せ」、英語タイトルは「ネタばらし」です […]
厄介な英単語 英文では特に目立たない単語なのに、訳すとなるとしっくりくる言葉が見つからない単語、ありますよね。Relevantには悩まされます。ぱっと思いつくのは「関連性」です。関連性がある……。ODEだと“close […]
決め台詞を訳すのは至難の業 最近、『サルベーション』という海外ドラマにはまりました。半年後に隕石が地球に衝突することを知った若い無名の科学者とセレブ科学者が、人類を破滅の危機から救おうと奔走し……というSF作品です。登 […]
言葉の特殊性 ひとつひとつの言葉には歴史があります。たとえば、英語ではswineもpigも豚を意味しますが、この二つの単語は成り立ちが異なるため、ニュアンスも用法も異なります。 さらに、ひとりひとりの書き […]
訳すために大事なこと 文章を訳そうと思ったら、当然のことながら、まず相手が何を言っているのか把握することから始めます。その際、大事なことは何でしょうか。文法や語彙など、言語の知識が思い浮かぶかもしれません。それはもちろん […]
一番の難問は…… 英訳というと英語力を気にされる学習者の方が多いのですが、実は英訳で何より難しいのは原文解釈です。全体的にはどんなに優れた訳文でも、日本語を母語としない方だと思わぬところで解釈ミスが出てく […]